
〜BtoB連携・新規パートナー開拓の場としての可能性とは〜
目次
■ はじめに:交流会は「営業マンの場」だと思っていませんか?
異業種交流会と聞くと、「営業担当が名刺を配りに行く場」「個人事業主や副業の人が参加する場」というイメージを持っている経営者も少なくありません。
しかし今、東京の異業種交流会は“経営者こそ参加すべき戦略的な場”へと進化しています。
- ビジネスパートナーの開拓
- 共催企画の立ち上げ
- 自社サービスの価値検証
- M&Aや業務提携の種探し
こうした“経営者視点の連携”が実際に生まれているのです。
この記事では、
- なぜ経営者こそ交流会に参加すべきなのか
- 東京での事業連携事例
- 活用する際の視点と注意点
をお伝えしていきます。
■ 異業種交流会は“経営者にとっての市場調査の場”
経営者が最も時間をかけるべきは、事業の成長戦略とパートナーシップ形成です。
そのために重要なのが、「今、誰が何に困っているか」「何が求められているか」を把握すること。
異業種交流会では、さまざまな業界の“リアルな声”がダイレクトに届きます。
✔ 経理業務が手間すぎて困っている中小企業
✔ 採用の手法が限られているベンチャー
✔ 新しい販路を探している商品開発者
こうした「現場のニーズ」は、ネットや調査レポートでは得られません。
対話の中からこそ、本質的なニーズや協業の可能性が見えてくるのです。
■ 東京で広がる事業連携の具体事例
① システム開発会社 × 福祉施設運営会社
福祉施設の人手不足という課題に対し、
交流会で出会ったシステム開発会社が、スタッフの勤怠・予約管理アプリを共同開発。
実証フィールドと実需に直結した連携が誕生。
② 映像制作会社 × 士業グループ
PRに悩んでいた税理士法人と、映像制作会社が交流会でつながり、
「信頼される専門家の紹介動画」制作を共同で企画。
SNS運用にも活用され、お互いのブランディングを強化する取り組みとなった。
③ 飲食店経営者 × コンサルティング会社
新業態を模索していた飲食店オーナーと、飲食業特化のコンサルが出会い、
1年後には新規事業を共同で立ち上げ、フランチャイズ展開を開始。
異業種からの視点がブレイクスルーを生んだ好例。
■ 経営者が異業種交流会を活用する5つのメリット
1|競合にない視点・スキルを得られる
同業者ばかりの会合では得られない、“業界外”の視点やアイデアは、経営にとって貴重なブレイクスルーの種になります。
2|紹介ネットワークが広がる
異業種交流会は「直接的な顧客獲得」だけでなく、
**紹介者やつなぎ役となる“人脈ハブ”**との出会いが期待できます。
3|信頼ベースでの提携・協業が生まれる
共に対話した上で「この人なら」と思える関係性からこそ、
“価格競争にならない連携”が育ちやすいのが交流会の強み。
4|社員任せにしない“経営者自身の顔出し”が信頼を生む
経営者が前に出ることで、会社の信頼感が増し、
“この人と何かしたい”と思ってもらえる関係構築が可能になります。
5|自社の強みと弱みが言語化できる
自己紹介や会話を通じて、自社の価値を再発見する機会にもなります。
外部視点からのフィードバックは、新しい商品やサービスのヒントになることも。
■ 経営者としての交流会活用の注意点
もちろん、やみくもに参加しても効果は薄く、以下の視点が重要です。
✔「営業色の強すぎる会」は避ける
目的が“営業活動のみ”の会では、事業連携につながる出会いは生まれにくい。
テーマ性や参加者層が明確な会を選ぶのが鉄則です。
✔「時間の密度」を大切にする
複数名と軽い会話をするより、1〜2人と深く話す方がビジネスの可能性は高まる。
少人数制やグループワーク型の会が特におすすめです。
✔「与える姿勢」を意識する
「何かください」ではなく、「何を提供できるか」で関わることで、
信頼とチャンスは自然と集まってきます。
■ meets交流会で生まれた経営者同士の協業事例
東京で開催されているmeets異業種交流会では、経営者限定・属性限定の交流会を多数開催。
以下のような連携が実際に生まれています:
- 動物病院経営者 × ペット用プロダクト開発会社 → OEM共同開発
- 女性社長 × ライター × デザイナー → ブランド立ち上げサポートチーム形成
- コンサル × 士業 × 飲食 → 事業承継パートナーシップ組成
どれも、“ただの出会い”から始まった本気のプロジェクトです。
👉 [meetsの経営者交流会を見る]
■ まとめ:経営者は“孤独”だからこそ、質のいい出会いが必要
経営者にとって、
- 一緒に未来を語れる仲間
- 刺激を与えてくれる異業種の知見
- 新たな視点をくれるパートナー
は、何よりの資産です。
異業種交流会は、単なる人脈づくりの場ではなく、「経営を一歩進める戦略の場」。
東京には、志の高い経営者が集う交流会が確かに存在します。
あなたも、次の一歩をそこで見つけてみませんか?